登場人物図鑑(宋江周辺)
及時雨・宋江(きゅうじう・そうこう) 無属性 本編の主人公その1。 父亡き後、幼い弟に代わって、運城県(字変えてます)の小役人を引き継いだ少女。 後に、晁蓋に代わって梁山泊総大将の座に就くことになる。 結構常識を分かっておらず、破天荒な性格も手伝って、梁山泊では最高クラスの トラブルメーカー。 各地で余計なことをしては殺されかけ、普通に反省なしというはた迷惑な人物だが、 その無邪気さと素直さのせいか、不思議と敵を作りにくい。 体力方面でも知能方面でも能力的にはいまひとつで、戦力としては無力に等しいが、 持って生まれたカリスマなのか、周囲の人間を奮い立たせる力がある。 基本的に、無邪気で甘えん坊で子供っぽく、そのくせ理想ばかりが高い。 ワガママを叶えて喜ばせてあげたくなってしまうのか、呉用や花栄、晁蓋といった 世話好きタイプに特に受けがいい。どうも放っておけない存在らしい。 転生前は最も重い罪を犯した魔人だったため、その罰として108人中、もっとも神としての 能力を持たされずに転生している。 最低限の槍と馬術くらいは使えるが、一般人でさえ普通に持っているはずの属性すらも 授けられていない。 能力を残されすぎた李俊と真逆の、能力を奪われすぎた存在。 彼女がどう転生前の罪を償っていくか、神は試練を課している。 李俊のことがひそかに気になっており(無自覚)、彼と楽和の関係にいらだち、 八つ当たりをすることも。 李逵にホレられているが、それはアウトオブ眼中らしい。 そういう面でも、なんだか子供。 |
鉄扇子・宋清(てつせんす・そうしん) 金属性 宋江の実弟。梁山泊最年少10歳。 年に似合わず落ち着いており、いつもたった一人の身内である宋江の後をくっついて 回り、宋江の暴走を止めようと必死になっている。 常識不足の姉を諌める、ある意味重要なポジション。梁山泊の癒し系マスコット的存在。 戦力としては全くあてにならないが、知力はそこそこ高いようで、 まだまだこれからが楽しみな少年。 父の形見の鉄扇子を大切にして、いつも持ち歩いている。 時には宋江とそっくりの顔を生かして、宋江の影武者を務めたりもする。 |
美髯公・朱仝(びぜんこう・しゅどう) 土属性 真面目で几帳面な、運城県の都頭その1。騎兵のまとめをしている。 元々いい家の生まれで、長い銀の髪と髯をみつあみに結った、優雅な雰囲気の紳士。 槍の腕はかなりのレベル。技巧派戦士。 雷横とは正反対の性格だが、馬が合うらしい。お茶の時間と子供が好き。 普段は温厚だが、頑固な一面があるので、一度怒らせると手に負えなくなる。 後々、彼を入山させるために手荒な方法をとった宋江や李逵・呉用といった面々は、 口を利いてすらもらえなくなってしまう。 梁山泊入山後は、唯一殺された坊ちゃんのために泣いてくれた李俊と共に、 盧俊義派の一員に。 |
挿翅虎・雷横(そうしこ・らいおう) 火属性 運城県の都頭その2。年老いた母親と二人暮らし。 幼少時から、女手ひとつで自分を育ててくれた母のことを、本当に大切に思っている。 歩兵のまとめをしている。平民の生まれ。 いかつい顔に、粗野な振る舞いもあって、まるで山賊のような男。 しかし、気がいいし意外と気遣いのできる部分があるので、周りからは結構頼られている。 子供たちにも人気。 芸者・白秀英の事件で梁山泊入り。 そのときも助けてくれた朱仝には、深い恩を感じている。 それゆえ、彼を無理に入山させ、傷つけたことを深く悔いている。 腫れ物に触るように自分に話しかけてくるので、朱仝は少々扱いに困っているらしい。 朴刀使い。脚力(ジャンプ能力)が高い。 |