登場人物図鑑(北斗一行)
托塔天王・晁蓋(たくとうてんのう・ちょうがい) 土属性 宋兄弟の幼馴染。 若くして父の職をついだ宋江を、父や兄のように手助けしている、お金持ちの旦那さん。 公孫勝らとともに生辰綱事件を起こしたことから、彼の運命の歯車が回り始める。 分をわきまえた落ち着いた性格で、アツくなって突っ走りがちな面々のフォローをする。 本来は会議のまとめ役のようなことが得意なタイプで、目立つような武力など持たぬ人物だったが、 公孫勝に出会って以降、不自然なほどの武力(神の力によるもの)を発揮するようになり、 長い付き合いだった宋江たちを驚かせる。 途中まで梁山泊の総大将を勤めていたが、曽頭市の戦で絶命。 108人の仲間の一人ではないのだが、実はその正体は…? |
智多星・呉用(ちたせい・ごよう) 水属性 東渓村で私塾の教師をしている老人。晁蓋や宋江も、昔お世話になったことがある。 知識の方はさすがに豊富。 穏やかでのんびり屋な好々爺だが、物事の核心をすぐに口にはせず、飄々とかわすような、 一筋縄では行かない一面も持っている。 宋江のことは、以前自分の生徒だったこともあって、孫のように可愛がっている。 生辰綱事件を起こしたことによって、梁山泊に入山し、以後、軍師として活躍する。 彼の作戦が頼りになることもあって、人望は厚い。 宋江や他の人を上手く操るのが得意。 多少のうっかりだけが玉に瑕。 |
入雲竜・公孫勝(にゅううんりゅう・こうそんしょう) 木属性 108星最強と謳われる道士。 幼少時から羅真人の元で修行を積んでおり、五行全ての術を体得している。 本人は木属性なので、風・雷の術が最も得意。 「天間星」は、天帝に逆らった108人の罪神の中から選ばれた、「公平に宋江たちの行動を見守り、 神々との連絡を取る監視者」である。 そのことを幼少時から自分の使命として生きてきたので、何に対しても非常に淡白で、関心を持たない。 108星の中にその身を置いても、彼が手を貸すのは、あくまで戦況が非常に不利で、神々から 手を貸す許可の出た時だけ。 戦力としては、非常に優秀だが、反面扱いにくいことこの上ない存在。 ただ、「星の運命」に弄ばれる宋江や李俊には、同情に近い感情を抱いている節もある。 武器は樫の杖と多彩な術。 |
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立地太歳・阮小二(りっちたいさい・げんしょうじ) 金属性 阮氏三兄弟の長男。 基本的にはのんびりおっとりだが、かなり重度の天然。 いつも(それこそ笑うような場合でないときでも)にこにこしていて、怒ったためしがない。 常人ではやらないような突拍子もない言動が多く、いつも阮小五につっこまれている。 あくまでちょっと感覚がずれているだけの人で、ごく普通の漁師なのだが、 ほっとくと何をやらかすか分からないのでお付きが必要。 その天然っぷりは、ボロが出ると困るので、生辰綱の件では一言も喋らないようにクギを 刺されていたほどのレベル。 基本的に上半身まっぱで生活しているが、時々ボケて下の方もはき忘れてくる。 特技は兄弟揃って水泳・操船術。武器は棍棒。 |
短命二郎・阮小五(たんめいじろう・げんしょうご) 火属性 阮氏三兄弟の次男。 きつめの顔立ちで、見た目どおり神経質できつめの性格。 喧嘩っ早く、口が悪くてすぐ「死ね」だの「クソが」だの言うが、意外と面倒見がいい。 文句ばっかり言いながらも親兄弟や仲間の世話を焼く、いわゆるツンデレタイプ。 いつも阮小二や阮小七のツッコミ役をしている。 嫌いなものは「すぐぴーぴー泣く奴」。とかいう割には子供を罵倒しながらもアメを あげている姿が時々見かけられるナイスガイ。 上着は着ず、布を直に身体に巻いている。 三兄弟では唯一白髪で、それをポニーテールに結っている。 趣味は博打。でも強くも弱くもない。 武器は鎌。 |
活閻羅・阮小七(かつえんら・げんしょうしち) 木属性 阮氏三兄弟の末っ子。上二人とは歳がかなり離れている。 ちょんまげ頭の少年で、右目から頬にかけてペンチのような形の痣がある。 無邪気でお調子者で子供っぽい性格。 楽しいことは大好きだが、面倒なことは一切やりたがらない。 あまり深く物事を考えない楽観的な性格ゆえ、とんでもない事件(招安の酒の件等)を引き起こすことも。 でも憎めないお得な子。 兄、特に阮小五にはよく甘えている。やっぱり裸族。 武器は小刀。足は割と速い方。 |
白日鼠・白勝(はくじつそ・はくしょう) 金属性 北斗の中では添え星扱いの少年。猫背。 短く刈りこんだ髪型で、普段は両頬に3本ずつ猫ヒゲのようなペイントをしている。 家が非常に貧しく、晁蓋に色々世話を焼いてもらっていたことに恩を感じている。 武力はないがすばしっこく、主に時遷と組んで諜報活動に当たっている。 でもドジっ子。 少々気が弱く、力のない自分を少し嫌っているところがあり、力はなくとも自分にしか できないことで堂々と胸を張っている時遷に憧れている。 |